「僕になぜ澄江堂などと号するかと尋ねる人がある。なぜと言ふほどの因縁はない。唯いつか漫然と澄江堂と号してしまつたのである」(芥川龍之介『続澄江堂雑記』より)。著者渾身の新境地、独自の視点で描き出す「あの日」の芥川龍之介伝。
2010年1月号~
2012年9月号