八世紀半ば、平城京。藤原南家に生まれ、広大な館に囲われて育てられた郎女(いらつめ)。ある日、突如、屋敷の奥深くに住むはずの彼女が当麻寺(たいまでら)に現れ……。前作『五色の舟』(原作:津原泰水)で第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門 大賞受賞。高い評価を得た中世ものの名手が挑む、畢生の幻想曼荼羅。
2015年1月号~
2016年4月号