みんなのさいごメシ vol.6


みんなのさいごメシ⑥


 

私のさいごメシは震災に遭った大船渡の知人のラーメン屋のラーメンです。初めて食べ たときは本当に泣きました。生きていたのが嬉しくて、割り箸を割った時点でもう泣いて。食べたら食べたで美味しくて涙が出ました(むらい かずゆき)


ぼだっこ(塩鮭)の皮まで入れたお茶漬けです!(お茶ではなくお湯をいれたもので)子供の頃白いご飯が残ると、最後にそうやって食べていたので、〆感があるのです。お茶碗もきれいにな り、お米粒が残らないのも好きです(みどり)


ババカレイの煮付けです。母がよく作ってくれるのですが、普通のカレイよりもふっくら柔らかくて美味しいのです。昔から死ぬ前にはババガレイの煮付け食べたいと娘たちにも伝えてあり ます 笑(さいとうあき)


味噌つけにぎりっこです。祖母がそう呼んでいたので、あえての秋田弁ですが、俵型に握った白米に味噌塗っただけのシンプルおにぎりです。小学生のとき、家へ帰るとおやつに祖母が握ってくれたものです。今は祖母も他界しましたから、自分で時々握ります。口に入れ、ご飯が喉を通り 過ぎる時の鼻に抜ける味噌のにおいが好きで、最後はそれで、それまでの幸せ噛み締めたいな~という感じです(Chiemi Sato)


よくよく考えたのですが残念ながら何という答えはなかったです。自分の場合、何を食べるかではなく、誰と、どのように食べるかに価値を感じてるようです。最期は妻と子供たちとテー ブルを囲んで仲良く食べられればなんでもいいと。さらに考えているとふと浮かんだのは 手巻き寿司でした。四角いノリと、白飯と、ネタ(ネギトロ、きゅうり、マグロ赤身、サーモン)を思い思いに巻き巻きしながらの食事が最高ですね。何故手巻き寿司なのかですが、一緒にプレイできることがポイントです。そういう意味ではタコ焼きパーティーもアリなのですが、子供の頃にみんなで手巻き寿司をやった光景が浮かんだのでそれをしたいと思いました。さらに手巻き寿司なら、シェアしつつ好きなネタを奪いつつ、競争と共存が入り混じった家族の触れ合いができる最高のさいごメシかと思いました(ryo)


最期の食事ならば癒しを最も重視します。レディボーデンのバニラアイスです。口に入れる とすぐにとろけて(咀嚼の手間がいらない)、優しいなめらかさと、バニラの甘い香りは幸せそのものです。レディボーデンなのは、幼い頃に初めて食べたバニラアイスであるという個人的な思い入れからです(やっさん)


その話題、前にみんなとしたんですよ!それでちょっとズレてしまうかもしれないですが、最期に食べたいものと、死んでしまってから、食べたい一食って真逆になるね、という話で終わりました。最期だと、おにぎりとか、質素な郷愁誘うのが多いんですけど、死んでしまってから選ぶと したら、久兵衛のお寿司とか、食べてみたかった~みたいなのを選ぶよね、と。私のさいごメシは「食べない」です。空腹で終わりたいです。この容器をカラにして手放したいみたいな、そんな気持ちからです。あと純粋に死ぬ前に食欲わく気が想像つかないんですよね~(ヤスコ)


 さいごメシ...私なら、明日が最期とわかる直前にまで考えていた“明日何食べよう?“と思っていたものにします。日頃から“◯◯の口になっていた“ という言い回しがありますよね。口内 が求める希望と欲求は何物にも代えがたい信念が宿っていると思います!(松尾)


わたしの最期の日には母が作る炊き込みご飯を腹がはち切れるまで食べたいです。人参と油揚げとツナ缶が具で味付けはヤマキのめんつゆをお米と水と一緒に炊飯ジャーに入れて炊き込むだけの簡単なやつです。同じように調理するも同じ味にならないのです。なぜか、再現不能です。理由は子供の頃から食べ慣れた味だからです(ヤーマシータユキーコ)


白米、味噌汁に納豆やタラコや佃煮、的な基本かなぁ、とも考えたのですが、明日、私は死ぬ。 だったら誰かと食べたい。ご飯だけでなく、過ごす時間も最大限に楽しみたい。わいわいしたい。 死ぬし。という事で、にします。ちょっと反則かもしれませんが、なに鍋かは、その時の気分でいこうと思います。贅沢ににするかもしれないし、がっつりモツ鍋にするかも。もしくは水炊きにかえるかもしれません。あ、すき焼きも鍋料理の範疇ですね。食事は、その時の気分にマッチしたものを食べるのがやはり一番満足度が高いので、その点でも鍋はオールマイティです。 そして、〆もある。大事な人と鍋を囲んで、満たされた気持ちになって、明日を迎えたいと思い ました(富田歩)


さいごメシですが、正直ちょっと僕はこれというものが思いつかなかったです。僕はJ-POPが好きで、よく友人をその人の好きだった歌や歌手で思い出したりする時がたまらなく好きなのですが、我が家の食卓ではカレイや赤魚の煮付け菜っ葉と油揚げを煮たのを卵でとじたものがよく出てくるのですが、まずくはないのですが、母が作ったものを食べる度に少し昨年亡 くなった祖母のほうがもっとおいしかったことを思い出します。ありきたりですが、そんな風に誰かのことや思い出を思い出せるようなものを食べたいなと思います(宇田雄太)